この度、アアデル株式会社が設計・監理を手掛けた「小井土製材 新事務所・新倉庫」が、木材利用推進中央協議会が主催する「令和8年度 木材利用推進コンクール(優良施設部門)」において、『優秀賞』を受賞いたしました。
本コンクールは、特色ある木材利用に積極的に取り組んでいる優れた建築物を表彰するものです。アアデルが追求し続けてきた「サステナブルな木造建築の可能性」と、地域に根差した「地産地消の設計思想」が高く評価されたことを、大変光栄に存じます。
■ 群馬の森と技術が結実した、脱炭素社会のモデル建築
受賞作品である「小井土製材 新事務所・新倉庫」は、原木の調達から製材・加工、そして建設に至る全工程を地域内で完結させた、まさに“生きた林業のショーケース”とも呼べるプロジェクトです。
【本プロジェクトの特長・評価ポイント】
群馬県産材の徹底活用:構造や内装に採用した木材は100%国産材。構造用合板以外はすべて群馬県産材(スギ、ヒノキ、カラマツ、ケヤキ、モミ)を使用し、多様な樹種を適材適所に配置しています。
特殊技術に頼らない大空間の実現:一般流通材を用いたNLT・DLT工法や、軸組工法に2×4トラスを組み合わせることで、高価な大断面集成材に頼ることなく、無柱のダイナミックな大空間と経済合理性を高い次元で両立しました。
木の豊かさを五感で伝える意匠:ダイナミックな架構をそのまま「現し(あらわし)」とし、木肌の温もり、香り、光の陰影が心地よい空間を創出しています。
アアデルでは、単に木を使うだけでなく、林業・製材という産業の強みを最大限に引き出し、次世代の「非住宅木造建築」のスタンダードとなることを目指して設計に取り組みました。
■ 今後の展望
アアデルはこれからも、伝統的な素材である「木」の魅力を最大限に引き出しながら、NLT/DLT、BIMなどの先進テクノロジーを駆使し、脱炭素社会に寄与する高い資産価値と環境性能を備えた次世代の建築を提案してまいります。
本プロジェクトの実現にあたり、深いご理解のもと木材調達・製材を自ら担っていただいた建築主の小井土製材株式会社様、卓越した技術で応えてくださった上原建設株式会社様、構造設計に協力頂いた有限会社萩原構造計画事務所様をはじめとする関係者の皆様に、この場を借りて心より感謝申し上げます。
【受賞作品の施工事例はこちら】
小井土製材 新事務所・新倉庫
【コンクール詳細】
令和8年度 木材利用推進コンクール 受賞者一覧(木材利用推進中央協議会Webサイト)




